今週の温泉
9月20日敬老の日につき祭日。旧上宝村(現高山市)の農産物販売所駐車場。夜中から雨が降り出し、朝になっても小雨が降り続いている。まあ急ぐ旅では無いので、朝飯を準備したり、無人販売の農産物を買い漁ったり(ぎょうさん買った...)して時間を潰す。北陸方面へ転戦するというへ~さんと別れ、我々は高山市内へ向かう。ナビの言う最短距離の道を進むと、やがて狭い林道並の山道へ。ナビにやられた~と思ったが仕方なし。狭い山道を辿って峠と越えると、途端に道が良くなった。そのまま高山市内へ。
朝市をぶらついたり、町並みぶらぶらしたりですっかり時間を喰ってしまった。高山は久しぶりだが、いつ来ても面白い町だ。すっかり観光化して、大型の店が多くなった上三之町よりも、1~2本外れた筋の方が静かで情緒があって良い。
さて帰り道、お次は当然のように温泉。以前から気になっていた、飛騨小坂の「下島温泉ひめしゃがの湯」へ向かう。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物冷鉱泉、源泉温度は低いが、茶色の濁り湯。入ってみて驚いた。公共の温泉施設に似合わず、源泉掛け流しの湯を上手に使っている。大きな浴槽は適温の加熱浴槽、濃い茶色に変色している。広い露店浴槽は、湯口の適温部分とぬる湯部分があり好きな場所に陣取れる。さらに小さめの源泉浴槽があり、24.3度という冷たい源泉が満たされている。しかしこの時期、この源泉浴槽が気持ち良い。加熱湯と交互に入れば、そこはまるで和歌山の花山温泉ワールド。まさに花山の湯を少し薄くしたような感じで、花山の湯が強烈すぎて肌に合わない人にはこちらの方が良いだろう。うううんんん、又良い湯を見つけてしまった。下呂方面に来たならば、ぜったおお勧めはこの湯だ。
さて湯上がりに昼食をとった後、今日の最後の目的地は、中津川市(旧恵那郡付知村)にある、熊谷守一美術館。同行者のリクエストによるものだが、美術館を見ているうちに思い出した。そうだ、熊谷守一って知ってるぞ。ずっと昔昔、山の先輩と言うか、恩人というか、「おやじさん」に教えてもらった事がある。仙人のような守一。娘さんの熊谷榧さんは、山の画家だ。なるほど、どっかで繋がってくるんだな~。
守一さんの絵、油絵は正直良くわかりませんが、晩年の日本画とか書は、なかなか心打つものがあった。田舎の美術館巡りは収穫が多い。
今回も結構な3連休の旅でありました。
| コメント (0)
最近のコメント